今回は歴史もののマンガ。と言っても、この時代の事をこれだけ細かく分かりやすく書いている本は、参考書でも存在しません。単に暗記で覚えるというより、ストーリーに沿って人物の関係などの流れを押さえると、歴史が具体的に分かりやすくなります。
内容は、持統天皇の生涯を中心に、その時代の事を克明に記しているもの。ただ、勉強然としていなくて、少女漫画のノリで読めます。
実際に「大宝律令」って誰が決めたの? と聞かれて、普通に参考書で勉強してきただけの人は、なかなか答えられません。というのは、誰が作って、誰が発布して、というのがバラバラで、参考書には直接「この人が出しました」ということが書いていないから。
また、天智天皇や天武天皇、額田大王などの関係性も分かりますし、「野守は見ずや、君が袖降る」の和歌などの、ロマンス系の話もきちんと入っていますから、万葉集の内容も分かりやすくなりますよ。
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