あたりまえのようですが、実は子供さんの「できる」ところと「できない」ところのの見極めは、意外と出来ていません。例えば、テストの問題をみて「なんで、こんなところが出来ていないの?」と疑問に思った時点で、もう、すでに、子供さんの「できる」「できない」を把握できていない、ということなんですね。
もちろん、この点は、塾講師の側でも一番苦労するところでもあります。
今までここに掲載している内容も、最終的にはこの「見極め」ができているかどうかがポイント。これができていないのに「思考力をつけよう」なんて考えても無理な話です。
それでは、どうやってこの「見極め」の力をつけていけば良いかというと、一番いい方法は「テストや問題集の問題を見て、子供の点数を当てる」という練習を繰り返す事です。問題を見て「この子は、何点」という目安をつけてから、実際に子供の答案を見て採点。そして、点数が合っている、もしくは、できていると思った問題にちゃんと対応しているということが確認できればオーケー。
逆に、想定した点数と違いがあれば、そこをチェック。想定した点数より子供の点数が低ければ、教える側が「できている」と思っていた所が「できていない」ということになりますから、そこを重点的にチェック。また、想定した点数より子供の点数が高ければ、勉強の内容を少し上にシフトして対応していくとベスト、ということになります。子供さんのレベルより低いところばかりやっていても、学力は上がって行きません。
ですから、大事なのは、結果に合わせてきちんと対応できるかどうかということだと思ってください。
Comentarios