今回も、釧路市標準学力テストの状況から。
このデータの中にある12角形の形をしたレーダーチャートの算数・数学を見てください。
(データはこちら↓)
このレーダーチャートの点線が、その学年の去年の状況、実線が今年の状況になっています。そして、小学校3年生は去年のデータが無いので実線のみなのですが、小学校4年生、5年生では全体的に、点線が実線の中に入り込んでいる状況ですよね。これは、子供たちの今年の状況が昨年の状況を上回っているということです。年々学力が向上しているということです。
ところが、中学校は、実線が点線の枠の中に入り込んでいます。これは、中学校1年生は、その学年が、小学校6年生のときよりも、学力が下がっているということ。中学校2年生では、中学校1年生のときよりも、さらに下がっているということになります。
これ、単純に、中学校は学年が進めば進むほど、どんどんできなくなっていっている、ということですよ。
ということは、中学校の場合「学校の勉強だけでなんとかなっている」と思っていたら大きな間違いです。
それで、データ的には算数・数学に目が行きますが、実は、すべての科目がまずい、と思っていた方がいいでしょう。以前から書いていますが、学力テストの平均を見る限り、国語だけが高くて、後は全部低いんです。これ、数学と同じ現象が社会や理科や英語でも起きているということです。
ですから、本当にがんばらなければならないのは、釧路の場合「中学校に入ってから」なんですね。
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