top of page
markun5

釧路市の中学校の数学 崩壊?

 今回も、釧路市標準学力テストの状況から。

 このデータの中にある12角形の形をしたレーダーチャートの算数・数学を見てください。

(データはこちら↓)


 このレーダーチャートの点線が、その学年の去年の状況、実線が今年の状況になっています。そして、小学校3年生は去年のデータが無いので実線のみなのですが、小学校4年生、5年生では全体的に、点線が実線の中に入り込んでいる状況ですよね。これは、子供たちの今年の状況が昨年の状況を上回っているということです。年々学力が向上しているということです。

 ところが、中学校は、実線が点線の枠の中に入り込んでいます。これは、中学校1年生は、その学年が、小学校6年生のときよりも、学力が下がっているということ。中学校2年生では、中学校1年生のときよりも、さらに下がっているということになります。

 これ、単純に、中学校は学年が進めば進むほど、どんどんできなくなっていっている、ということですよ。


 ということは、中学校の場合「学校の勉強だけでなんとかなっている」と思っていたら大きな間違いです。


 それで、データ的には算数・数学に目が行きますが、実は、すべての科目がまずい、と思っていた方がいいでしょう。以前から書いていますが、学力テストの平均を見る限り、国語だけが高くて、後は全部低いんです。これ、数学と同じ現象が社会や理科や英語でも起きているということです。

 ですから、本当にがんばらなければならないのは、釧路の場合「中学校に入ってから」なんですね。

閲覧数:37回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「教える」感覚ではなく「見せる」感覚

授業の上手な先生って、勉強している内容を「こうだからこうだよ」と教え込もうとしている人ではなく「こうだからこうなるよね」と子供に見せている感覚で授業をしているようです。黒板の使い方でも、ただ、まとめが羅列していて「覚えろ」という感覚ではなく「生徒に内容を把握しやすいように見...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

Comentários


記事: Blog2_Post
bottom of page