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将来の目標をいつ決めるのか、家庭でお話してますか?

 学校の勉強に向かう意欲付けの一番大きなもの、というと、やはり「将来の目標」です。「お医者さんになりたい」「看護士さんになりたい」という具体的な目標を持っている子は、学校の勉強にも積極的なんですね。

 でも、実は大抵のお父さん・お母さんの希望は「子供がやりたいと思うことをやってくれれば」と考えていて、本人も「まだ、決まっていない」というのが実状です。

 ところで、この「将来の目標」って、いつ頃までに決めておけばいいことなんでしょうね?


 自分が常々お話しているのは「将来の目標は中3までに決めておこう」ということです。  その理由は 1 中卒で就職する子もいるわけで、中学校を卒業した時点で、実社会に出ていく子がいるという年齢だということ。 2 進学先の高校の選択に影響があるということ。


 当然、中卒だけではなく、高校を中退して職につくという場合など、もう、実社会が目の前に迫っている訳ですから、中3で、目標の一つや二つ、あってもおかしくない年齢ですよね。また、高卒で就職するのか、大学進学を考えるのかで、進学する高校の選択も大切になってきます。


 ですから、お父さん・お母さんに考えて欲しいのは、将来の目標は「子供さん任せで構わない」と思いますが、ただ「いつまでに考えられるようにしておきなさい」という「時期をきちんと定める」ことは、しておかなければならないことと考えておいてください。

 もちろん、目標ですから、高校に進学した後、大学に進学した後で変わっても、それは一向に問題はないと思います。実際に勉強を進めてみて、自分で出来るか出来ないか判断がついた場合、目標の変更はあり得ること。

 また、それでも「目標ができない」という場合でも、あまり焦る必要はありません。ただし、そういう子でも、何となく漠然と候補の一つや二つはあるはずですから、その候補の中で、特別な勉強をしなければならないものについてだけ、確認が取れればいい、と考えておいてください。

 ただ、本当に「何もない」という子の場合、勉強に対しても積極的になれませんし、一番まずいのは,「後で調べたら特殊な技能が必要だったということが分かって、断念した」という場合。

 例えば、高校になって公務員試験を受けようと思って、勉強してみると、今まで学校の勉強と全く違う内容で、焦った、という子も少なくありません。

 そういう風にならないように、うっすらとした目標でも、聞いて確認しておくことが大切だと思っていてください。

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