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中学生までなら、勉強は「覚える」が9割

 最近、特に「考える」ことが重視されているように思いますが、実は、中学生までの勉強なら「覚えることが、9割を占める」と思っておいた方がいいんです。理科・社会は言うに及ばず、英語でも「単語と基本文」をしっかり覚えていればかなり高得点がねらえますし、また、思考力が中心と思われる数学でも、「かけ算の九九」をはじめとして「計算の手順」はもちろんの事、「方程式の文章問題」でも、その解法パターンをしっかり覚えることによって問題を解くことができるようになるんですね。

 もちろん、国語であっても「漢字」「言葉の意味」などの知識がしっかりしていないと、当然の事ながら文章の理解力が劣ることになりますし、文章の読み取りについても「過去に文章を読んだ経験」によって決まると言っても過言ではありません。

 そして、中学生までの勉強の出来る子というのは概して「習ったものをその場ですぐに覚えて忘れない子」であることが多いのです。


 したがって、中学生までなら努力による学力の向上は可能。ちゃんと覚えるまで繰り返し練習させれば、学力はきちんと上昇するんです。たとえそれが「国語」であっても、繰り返し正しい読みとり方を経験させれば、国語力はついてくると思っていてください。

 だから、あきらめることはありません。時間はかかりますが(ひょっとして入試までに志望校のレベルまで達しないかもしれない?)現時点より上のレベルの高校に行けるようになるのは、間違いありません。入試が近くなって一生懸命頑張った子が学力を大幅に上げることもあるわけですから「それを早いうちから始めておけばよい」と思えばいいんです。

 もしも、「子供さんの学力に不安がある」と考えているお母さんがいるならば、早めに正しい方法で子供さんの学力アップを心がけて欲しいと思います。

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