日常生活で使わない筋肉を鍛える事で、子供達が落ち着いたという声があがり、そこから「脳と全身運動との関係」の研究が進められ、現在では信州大学大学と諏訪東京理科大学の共同でその研究が行われている。実験では、毎日20分読み聞かせを行うグループと、運動を子供達が興味を引くように体系化したプログラムを週1回1時間行うグループに分け、10ヶ月後に集中力を判断するテストを行い判断。テストは、ゴムボールを「握る」と言われたら握り「握らない」と言われたら握らないという動作の反応を確認するもので、「握らない」と言われたのに握ってしまうと言った誤動作の反応を実験前と比較するという方法で行われた。その結果、運動グループは読み聞かせグループより、誤反応の減少が著しかった。原因としては、脳の中で「〜してはいけない」という命令に反応する部位があり、その部位が発達する事で抑制力が働きやすくなった事が考えられるということで、これが授業中の立ち歩き・私語などを押さえる結果につながるとしている。(産経新聞より)
ということなんだけど「体を動かすこと」で集中力が上がるのは実感出来る。ただね、1時間も必要ないかな。例えば、休み時間に子供達が体を動かして余分なエネルギーをパーッと発散したら、その後の授業ってすごく集中するんだけど、このくらいで大丈夫だと思うよ。
ひょっとしたら、お母さん方の中にも「子供の頃、休み時間に走り回った後、ハアハアいいながら席について、その後の授業を一生懸命聞けた」なんていう記憶のある方がいらっしゃるかも。何か運動をして一汗かいた後気分が爽快になるっていうのも、こういった事が原因になっているのかもね。
さらにね、日頃使わない筋肉を使う運動って「跳躍」とか「懸垂」なんだって。そうすると縄跳びなんかがすごくいいんじゃないかな。腕も動かすし、跳躍もするよ。ひょっとしたら体育系の部活でも積極的に縄跳びを取り入れたら、その部分が強くなるかも。もしかすると、ボクサーが縄跳びを積極的に取り入れているのは、こうやって集中力をあげているのかもしれないね。これからは「ゲームばかりしていないで縄跳びしてきなさい」っていうお母さんも出てきたりして。
とにかく、幼稚園・小学校の低学年あたりから、こういった運動をしっかり心がけておくと、通知表に「集中力に欠けるときがあります」なんて書かれなくて済むかもね~。
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