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a(アール)、ha(ヘクタール)ってどのくらい?

 小学校4年生で、少し前にならったと思いますが、面積の「a(アール)、ha(ヘクタール)」って身に付きづらいですよね。子供さんも実感が湧かない。ひょっとしたら、お父さん、お母さんも実感が湧かないかも!?

 実際、メートルやセンチメートルであれば、日頃から使っていますから馴染みやすいのですが、アール・ヘクタールは滅多に出てきません。


 一般的には、アールは農地に使われることが多く、農業関係者でなければ、ニュースで「耕作放棄地は〇アールになりました」と言う話をチラッと聞く程度。ヘクタールは山林で使われることが多く、山火事のニュースで「〇ヘクタール消失しました」という内容で出てくるくらいです。

 ただ、子供さんが農業関係や林業関係に進む可能性もないわけではないですし、たとえ、公務員になったとしても、農業・林業関係の担当になる可能性がないわけではないですから、やっぱり、身に着けておいた方がいいですよね。


 それで、こういう内容を身に着けようと思ったときに、一番、障害になっているのは、とにかく「イメージが湧かない」こと。ですから、そこをまず、見てあげてください。


 まず、アールですが、面積については一辺が10メートルで100平方メートルの大きさです。その例として自分が子供さんに話しているのは「商業施設などの駐車場の車6台分の大きさくらい」というもの。横に3台、縦に2台並ぶと、だいたい10メートル×10メートルの大きさになりますし、比較的、子供さんが目にしやすいと思います。子供さんと一緒に出掛けたときに、そういう駐車場に車を停めることがあれば、そのタイミングでお話してあげるといいでしょう。


 ヘクタールは1辺が100メートルで、10000平方メートルの大きさ。例については「だいたい、小学校のグラウンドくらい」。小学校によって、広さが違ったりすることもあるのですが、だいたいは、運動会のときに、50メートル走のラインがまっすぐ引けて、そのスタートラインの後ろに生徒が並んで待っているスペースがあって、ゴールを過ぎたあたりで、表彰台があったりして・・・くらいの広さなら、だいたい一辺が100メートルくらいです。こちらも比較的子供さんがイメージしやすいと思いますから、学校のそばを一緒に通ったときにお話ししてみてください。


 本来であれば、こういうイメージを持ってから学校の授業で習うのが望ましいのですが、なかなか、そういう訳にもいかないですから、せめて、習った後からでも、イメージ作りをして、それから、また復習してみるのもいいですよ。

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