未就学児童から小学校低学年くらいまでは「僕、あれ知ってる」とか「私、見たことある」と言って学校で自慢できるようにいろいろなものを見せてあげましょう。
もちろん、図鑑などの勉強者でもでもいいですが、意外と穴なのが、身近な道具です。
幼稚園くらいならハサミや糊の使い方を知っているだけでも、友達に自慢出来たり(もちろん、言われた相手も「私も知ってる〜」くらいに言うと思いますが)、小学生くらいになればコンパスや定規・分度器を人より上手に使えるとそれも自慢になります。時計が読めるというのもいいでしょう。
幼稚園に行っている子が比較的学力が高めなのは、やはり「ひらがな」「カタカナ」を学校に上がる前に読み書きできるようになっているという効果が高いと思っていてください。
このように、あらかじめ習うことや使う道具などをうまく使えるようになっておくと、子供さんは比較的「勉強するのが苦にならなく」なっていきます。
そこで、家で練習するときですが、もちろん、家でお母さんから見せてもらうときは、子供達は初めて触れるわけですから、すぐに上手に使えない場合が多いです。そのときに、注意するのは決して「なんでできないの?」と思わないこと。子供さんがたどたどしくやっていると、つい「ああする、こうする」とうまく使えるように教えようとすると思いますが、それをやらないことです。基本的な使い方を見せた後は、子供さんの好きなようにやらせてください。もちろん、ハサミなどの危ないものは、怪我をしないように見ていなければなりませんが、そういうものでなければ自由にやらせておきましょう。
すると、最初は興味がなさそうなでも、身近に置いておくと、手に取ってやろうとしますから、そうやって、触らせてあげてください。家でちょっと練習しているのとそうでないのとは、学校に行ってから、やはり違います。
この感覚が定着してくると、勉強に対しても「学校で自慢できるようにしておこう」と教科書の漢字を練習しておいたり、どんな事を習うのかなと、ちょっとだけ教科書を先に読んでおいたりする可能性が高くなります。これがいわゆる「予習」です。 小学生の勉強嫌いは、低学年になればなるほど「自分の出来ないことを嫌がる」ところからスタートすると思って下さい。ですから、それを回避するためにも、家で少し触れておく習慣をつけて「出来ないから嫌だ」を少なくしてあげると考えて下さいね。
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